NFセラミックス 前田製管株式会社 新材料事業部門
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NFセラミックスとは?
 コンクリートが本来持っている、「振動減衰性・金属等と比較して比重が小さく、熱変位が小さい」という利点を活かし、普通コンクリートより曲げ・引張に強いコンクリートを追求し、開発された緻密で高強度のコンクリートです。
 NFセラミックスとは、焼成することなく化学結合によって形成されるセラミックス系の複合材料で、NON FIRING CERAMICS(非焼成セラミックス)を意味します。
 
組成物質別分類におけるNFセラミックスの位置づけ
 NFセラミックスは、化学結合によって良質のフィラーを、欠陥の極めて少ない結合材で包み込むように複合化しており、減衰機能、強度、弾性率、剛性率及び耐薬品性において、従来のセメント系材料よりも高い性能・機能を有していることから Chemically Bonded Ceramics の領域に属します。
 
◆NFセラミックスの特長
@振動減衰性が高い
NFセラミックスは粒径の異なる砕石、砂、セメント、シリカフューム、混和材等、水をミキシングしたものが化学反応で硬化する材料であるため、振動減衰性が高く、対数減衰率は鋳物の2.3倍、鉄・アルミニウムの2.7倍あります。
(材料特性比較表 参照)
A熱伝導率が低い
NFセラミックスは自然鉱物の石が主材料のため熱伝導率が1.5と低く、鋳物の約1/30になります。
(材料特性比較表 参照) 
B腐食しない
NFセラミックスはph10程度であり、金属の錆に起因することがありません。
 
材料特性比較表
〈材料特性比較表〉
項    目 NFセラミックス 普通コンクリート 石 材 鋳 鉄 アルミニウム
密 度   2.5 2.4 2.89 7.3 7.85 2.7
圧縮強度 N/mm2 98〜118 20〜40 146 833
引張強度 N/mm2 7〜8.3 1〜3.9 235 372〜470 147〜225
曲げ強度 N/mm2 9.8〜11.8 3.9〜7.8 17.6 441
弾性係数 N/mm2 44,000 29,000 86,000 98,000 206,000 69,000
線膨張係数
×10-6/℃
10.8 10〜12 5.5 10〜11 11.3〜11.6 23.5
熱伝導率
Kcal/m・h・℃
1.5 1.5〜1.8 1.85 27〜48 43〜49
吸水率
0.92 4.0〜6.0 0.06〜0.2
対数減衰率
・×10-3
52 23 19 18
備  考 ・工作機ベッド

・電子関連
 装置ベース
・一般建築

・土木

・コンクリート
 二次製品
・南アフリカ産               
 
〈振動減衰の比較試験結果〉
NFセラミックスは、他の金属材料に比べ振動の収束時間が短い(減衰効果が高い)。
 ●NFセラミックス
 ●鋳鉄(FC300)
 ●鉄(SS400)
 ●アルミ鋳鉄
 
◆NFセラミックスの用途
・工作機械台座(ベッド)
  鋳物台座からNFセラミックス台座にすることで、振動が抑えられワーク表面精度向上し、切削刃物寿命が伸びます。
・半導体関連装置ビーム・ベース
  ビーム:カメラ等のX・Y・Z移動時の振動が抑えられるため、静止までのタクトタイム
     が早くなり生産性が向上します。
  ベース:床振動とモーター等の振動も抑えるため、装置全体の振動を抑えられます。
・液晶関連装置 ベース
  振動減衰性が高いためタクトタイムが早くなり生産性の向上につながります。
 

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