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盛土規制法指定区域に使用する国土交通大臣認定擁壁「MLウォール」

令和5年5月26日に施行された「宅地造成及び特定盛土等規制法」(通称「盛土規制法」)により盛土等に伴う災害から人命を守るため、都道府県や市は、危険な盛土等を規制する区域を指定できるようになりました。

盛土規制法のパンフレット(国土交通省ホームぺージより)
(出典:国土交通省ウェブサイト)

市街地や集落、その周辺など、盛土等が行われれば人家等に危害を及ぼしうるエリアを指定する宅地造成等工事規制区域と、市街地や集落から離れているものの地形等の条件から盛土等が行われれば人家等に危害を及ぼし得るエリアを指定する特定盛土等規制区域に分けられます。

この区域内でも盛土や土地の形状を変更する場合は、擁壁等の設置が必要となり、規制区域内に設置する擁壁は「義務設置の擁壁」と呼ばれ、構造が法令等により決まっております。

国土交通大臣認定擁壁は「義務設置の擁壁」と同等の効力があると認められており、盛土規制区域内の擁壁として適用できることとなります。

ここに、盛土規制法指定区域への擁壁として有効な国土交通大臣認定擁壁を紹介します。

仕様

宅地造成用MLウォール(H750mm~H3000mm)

認定条件

擁壁名称 大臣認定番号
(認定取得日)
規格名称 内部摩擦角 設計水平震度 製品高さ(mm)
MLウォールIV型
(マルチコーナー擁壁)
(大地震対応)
国都防第23号
(令和2年3月31日)
MLウォール標準部IV型/25°-0.20 φ=25°以上 Kh=0.20以下 750 ~ 3000
MLウォール標準部IV型/25°-0.25 Kh=0.25以下
MLウォール標準部Ⅳ型/30°- 0.20 φ=30°以上 Kh=0.20以下
MLウォール標準部IV型/30°-0.25 Kh=0.25以下
MLウォールコーナー部IV型/25° φ=25°以上 標準部Ⅳ型に準ずる
MLウォールコーナー部IV型/30° φ=30°以上
MLウォールⅣ型(マルチコーナー擁壁) φ=25°以上 Kh=0.25以下 750 ~ 3000
角度90°~180°
MLウォールIII型
(マルチコーナー擁壁)
(中地震対応)
国都防第22号
(令和2年3月31日)
MLウォール標準部Ⅲ型/25° φ=25°以上 Kh=0.20以下で設計確認 750 ~ 3000
MLウォール標準部Ⅲ型/30° φ=30°以上
MLウォールコーナー部Ⅲ型/25° φ=25°以上 標準部Ⅲ型に準ずる
MLウォールコーナー部Ⅲ型/30° φ=30°以上
MLウォールⅢ型
(マルチコーナー擁壁)
φ=25°以上 Kh=0.25以下 750 ~ 3000
角度90°~180°

仕様

ハイ・タッチウォール(H3250mm~H5000mm)

認定条件

擁壁名称 大臣認定番号
(認定取得日)
規格名称 裏込め土
内部摩擦角
φ
基礎地盤
内部摩擦角(φB
設計水平震度 呼び名
製品高さ(mm)
ハイ・タッチウォール(耐震型)  国都防第17号
(令和2年2月21日)
ハイ・タッチウォール
(耐震型)HTⅠ
φ=30°以上 φB=30°以上 Kh=0.20以下 HTⅠ3250 ~ HTⅠ5000
ハイ・タッチウォール
(耐震型)HTⅡ
Kh=0.20以下 HTⅡ3250 ~ HTⅡ5000
ハイ・タッチウォール
(耐震型)HTⅢ
Kh=0.25以下 HTⅢ3250 ~ HTⅢ5000
ハイ・タッチウォール
(耐震型)HWⅠ
φ=25°以上 φB=25°以上 Kh=0.20以下 HWⅠ3250 ~ HWⅠ4000
φB=30°以上 HWⅠ4250 ~ HWⅠ5000
ハイ・タッチウォール
(耐震型)HWⅡ
φB=25°以上 Kh=0.20以下 HWⅡ3250 ~ HWⅡ4000
φB=30°以上 HWⅡ4250 ~ HWⅡ5000
ハイ・タッチウォール
(耐震型)HWⅢ
φB=25°以上 Kh=0.25以下 HWⅢ3250 ~ HWⅢ4000
φB=30°以上 HWⅢ4250 ~ HWⅢ5000
ハイ・タッチウォール(大震度φ≧30°) 国都防第88号
(平成26年2月17日)
ハイ・タッチウォール
(大震度φ≧30°)
φ=30°以上 φB=30°以上 Kh=0.25以下 HT3250 ~ HT5000
ハイ・タッチウォール(中地震) 建設省東経民発第94号
(平成6年6月15日)
ハイ・タッチウォール
(中地震)
φ=25°以上 - Kh=0.20以下 3250 ~ 5000